★初代バンブル受けだよ!はちゃめちゃ祭り(何
※両軍からバンブル愛され。苦手なcpあるかも&痛々しいのとかあるから注意


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コンバン編

コンボイはある一点じーっと見つめていた。
その目線の先には黄色のカラーリングに身を包んだバンブル、の頭についている小さい2本の角。

(・・・・・・触りたい)

そんなことばかりを思っていた。
しかしバンブルは視線に気付くことなく、コンボイに背を向けてテレトランワンが見せる地球の映像に夢中になっている。
番組は黄色いスポンジが主人公アニメでバンブルの最近のお気に入りだ。
暫くして気付いたが、 バンブルは精一杯首を上げてテレトランワンを見ている。
さぞかしつらそうな体勢なので、コンボイはバンブルをそっと抱き上げた。
始めは驚き遠慮して降ろすようほだしていたバンブルに一言。
「この方が見やすいだろう?」

するとはにかみながらにっこりと振り返り笑う姿。それはもう無垢で愛らしい笑みだった。
しかし気になるものが目からはなれず、結局視線はそこに戻る。


暫くしバンブルがテレビに夢中になり始めた頃、コンボイは好機だということに気付く。
バンブルが黄色いスポンジの歌を一緒に口ずさんでいるとき、コンボイの目の先には2本の角がすぐ目の前にあったのだ。

そろりと、頭を撫でるついでに角に触れる。
わずかにびくりと小さな体が動いたが、テレビに夢中でそれほど気にはならないらしい。
予想以上に角は小さく、コンボイの指だけで隠れてしまうほどだった。
つるりと丸く、さわり心地がよい。
先端に人さし指でぐりぐりと回すようにふれると、流石にバンブルも戸惑いを隠せないらしい。

「んっ、くすぐったいです司令官」
「ふむ、そうなのか」
面白そうな声色で返事を返されたが、その手は止まない。

今度は指全体で握り、強弱をつけてさわり心地を愉しむ。
「ぅ・・・ぁ、っ・・・んぃ」
バンブルは触れられる角からの刺激を受けることしか出来ない。
コンボイの行為は更にエスカレートしていくが、アニメはもうエンディングロールに近づいている。


*コンボイ指令官セクハラです



◆◆◆

プロバン編

「プロール!」
長い廊下のど真ん中で声をかけられ振り向けば、バンブルが駆け寄ってきていた。
「どうしたんだ?」
「ううん、特にあれってわけじゃないけど・・・一緒に行こ?」
「いいとも」

プロールはバンブルの小さな歩幅に合わせて歩くと、とバンブルは嬉しそうににこにこと笑う。
「今日はどこかにパトロールに行くの?」
「あとからトラックスが帰ってくるから、交換で行くな。だから今待ち状態」
「そうなんだ」

他愛も無い会話。それでもバンブルは嬉しそうなのだ。
「ねえプロール」
「なんだい」
「おいら、プロールのこと大好きだよ」
「知ってる、私もバンブルのことが好きだからね」

前々から敬意を寄せられているのは知っていたから、からかうように言う。
すると、思った以上に反応は違った。
頬を赤く染め、照れるように此方を見る。
初々しさがプロールを高めた。

廊下の端っこに着いたとき、身をかがめてバンブルの視線にあわせる。
「な、何っ?どうしたの?」
「バンブル」
「う・・・」

顔が近づき、ほんの触れるだけのキスを送られる。
あまりの突然な行為にバンブルは驚き、そして顔を更に真っ赤にして口元を押さえた。

反対側の廊下からはトラックスの声が聞こえる。

「また後で、バンブル」
抱きしめられ、立ち上がり戻っていくプロールの姿を、ただ目で追うことしか出来なかった。


*プロールはさらりとなんでもします。初々しい蜂が書きたかっただけ


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マイバン編


「バンブル、お前に地球文化を教えてあげよう」
「なになに?どんなこと?」

バンブルは副官の地球文化を聞くのが好きだった。
なんせそれは他とはちがう、大人っぽくてかっこよくて、どきどきするからだ。
だから今日も副官の部屋まで招いてもらって2人だけでいる。それもまた、秘密っぽくてたまらない。

「日本の文化を知っているかい?」
「日本?ちょっとだけなら」
「そうか、なら構わないね。なあバンブル、日本ではな『お兄ちゃん』っていうのが流行ってるんだ」
「オニイチャン?」
「そう、おにいちゃん」
「ふうん、それで?」
「だから、今からお兄ちゃんって呼んで欲しいんだ」
「マイスター副官を?」
「そう」

爽やかな笑みを向けられバンブルは首を傾げた。とても不思議そうに。
「おにいちゃんって、どういう意味?」
「ああ、そうか。お兄ちゃんっていうのはブラザー、兄弟さ。親愛のあかしをもってお兄ちゃんと呼ぶ、それがクール」
「親愛の証しかあ」

バンブルがかっこいいねと言い、マイスターは内心で微笑んだ。
それもそうだ。お兄ちゃんなんて、かっこいいとはかけ離れている。
しかも萌を求めて呼んで欲しいとは口が裂けてもいえない。
「ほら、呼んでごらん」
「おにいちゃん」

疑うことなくにっこりと笑って言われ、それはもう可愛らしく呼ばれマイスターは悶えた。しかしクールフェイスは崩さない。
「じゃあ、今度は名前付きで」
「マイスターおにいちゃん」
「OK,すごく上出来だバンブル」


そのあと、バンブルが皆に向かって『おにいちゃん』と呼びまくる姿が見られ、ラチェットがマイスターを連れて何処かに行ったのは誰も知らない。

*言われたい(え


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サウバン編

「居場所ヲ吐ケ」
「ぜーったい嫌だ!!」
「ドウナッテモイイノカ」
「言うくらいなら全然ましだっ」

サウンドウェーブとバンブルの言い合いは続いた。
先ほどの戦闘で怪我をして逃げ遅れたサイバトロンの情報員バンブル。
サイズも小さいせいでデストロンに捕まってしまい、今では情報を吐かせようと部屋に閉じ込められサウンドウェーブと1対1でいがみ合っている。

「コウナッタラ強制デ吐カセル。ソレガ嫌ナラ、今言エ」
「やれるもんならやってみろ!」
「・・・・・・分カッタ、ソウ言ウナラ実行決定」

サウンドウェーブの腕から出たのは無数のコード。
するすると伸び、バンブルに近づいてくる。
一本のコードが頬に触れた瞬間、大袈裟なほどバンブルの機体が震えた。

「怖イノカ」
「こ、怖くないっ、もんね」

それが嘘だということは互いに分かっていた。
バンブルは今だって泣きたいくらいだが、今はデータを取られないよう努力するしかない。

ゆっくりとした動きでコードが体を這い、奥に入る。
気持ち悪さと送られるデータ信号に拒絶反応が起きて苦しい。

「プロテクト解除」
「や・・・やめ、ろっ・・・・・・絶対お、しえない・・んだから」
「強ガルノハ今ダケダ」

赤いバイザーの奥ではどれほど愉快そうなのだろう。
マスクの下では笑みを零しているだろう。

(早く終わってしまえ)

バンブルには今そう願うしか方法は無かった。


*サイバトロン全員が鬼になり駆けつける3秒前


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メガバン編


がたがたと震える肩を静止しようと努めたが、それは出来なかった。
それを見て愉快そうに笑う、メガトロンがいる。

「どうしたサイバトロンのチビ、恐れているのか」
口を開かず、ただ唇を食いしばってこの場を耐えた。
バンブルにはこうするしかできないのだ。

(どの道このまま壊されちゃうんだ、おいら)

メガトロンにつかまったら最後。
逃げ道は何処にもない。
ただ、耐えるだけ。

(コンボイ指令官に最後にお別れ言いたいなあ)

久し振りの暗い思考に涙が出そうになるが、それもなんとか抑える。

「なあチビよ、この後お前はどうなると思う?」

大きな手で顎を掴まれ、無理やり視線を合わせる。
赤い目が怖くて、逸らそうとするが叶わない。
「壊されるのがオチだ。もう元に戻らなくなるくらい。それを知ったらコンボイはどう思うやら」

愉快そうに笑うのが許せない。

「コンボイ指令官は絶対お前を倒しにくるんだから」
「ほう、今のうちいっておけ。あんな雑魚、来ても無駄だわい」
「指令官のことを悪くいうなっ!!」

声を荒げた。
しんとした空間に響く声にバンブルは動けなくなる。

「・・・・・・わしに刃向かうとは、いい度胸をしておる」
「ぃ・・・っ!」

みしりと音を立てるように頭をつかまれ、痛みで声が震える。

「さあ、わしを愉しませろ」


バンブルは遠のく意識のまま、早く終わってしまいたいと願った。



*鬼畜メガさまー


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クリバン編

背丈が小さいことが嫌だ。それは変わらない。
しかし、時々良いと思ってしまうのは。

「クーリーフー」
「ちょ、バンブル。危ないだろうが」
「ごめんよ、でもこのままでいさせて」

いきなり抱きついてきたのは同じミニボットのバンブル。
最初は衝撃によろめいたが、なんとか倒れずにすんだのは幸いだ。
ぎゅっと抱きついてくる相手の背中に手を回して良いのか困り、仕方なく片手を頭に巻いた。

「何かあったのか」
「ううん、なーんもないよ」
「そうか」
「ねえクリフ」
「あ?」

バンブルの顔がまじかにある。
背伸びも無い、ただ向き合って見える互いの顔。

まるで弟のようだとも思ったこともある相手のかわいらしさに、らしくないと思いつつ頭を撫でた。
「なんだよ、早く言え」
「もう気が早いんだから。知りたい?」
「知りたいって・・・ふったのはそっちだろ?」
「だっけ?」

他愛も無い会話。
それさえも幸せで。

「大好き、クリフ」
「・・・・・・おう」

背丈が小さくてもいいと思ってしまうのは。
この言葉を等身大で受け止められるから。


*クリフの喋り方分からん!キャラ崩壊!