羨ましいと思った一瞬、人間の子供たちが母親から無償の愛を得ていること。
そんなのどかな風景に絆され、愛おしくなった。
けれども、それは自分に与えられた物だと知ったから。隣で同じように子供たちを追いかける温かな瞳は、いつも自分に向けられていると気付いたから。
「ん、どうした。バンブルビー?」
「いいえ、何でもないです・・・・・・少しだけ、いいですか?」
「勿論」
ゆっくりと身体を預け、目を伏せれば大きな掌が温かく包んでくれる。
これなら、未だ子供でもいいと。夢に入りつつ願って見せた。

*オプティマスはお父さん恋人です。

◆◆◆
「ラチェットってさぁ、映画版だともう初代の色はないよね」
「アイアンハイドもジャね?」
「いや、ジャズもなんか違うよな」
「バンブルもだろうな」
「指令官は留めてるんだよ。初代のままに」

*ふと思った。司令官はそのままなんだよね、あまり見た目に差はないというか。


◆◆◆

「アリガトウ」
「ぇ・・・・・・あ」
「・・・ナンダ」
「いや、その・・・なんでもねぇよ」
「邪魔、ソコ退ケ」
「!!やっぱお前なんか嫌いだ!!」
「知ッタ事ジャ無イ、五月蠅イ」
「あー、むかつくー!!」

*こうSWが素直に言ったら絶対いい。スタ思わず吃驚して(何だこいつ以外にいい奴か?)なんて思ったらやっぱり。一瞬の自分の考えとSWの態度にむかつくスタ【説明長いよ】

◆◆◆

ふと、頬に感じる温かさに伏せていた視界を開け、ゆっくりと明かりを取り入れていった。
その手の主に少し驚き、縮こまらせていた身体を更に引き寄せると、小さく微笑が漏れる。
「安心するんだ、バンブルビー」
心に溶け込むようなその囁きは深くよどんで不安定に揺らめく心を落ち着かせていく。まるで、呼吸が詰まるようなもどかしい気持ちになる。
「大丈夫、大丈夫だ_」
その優しさに触れて、貴方を心から愛したいと
そう思った。

*つらいときに、その言葉や行為が凄くなきたくなるほど嬉しいときがある。だからサイトに来てくれる皆様に本当に感謝しています。

◆◆◆

押し留めるような思いに、唯浅く息を吸い虚ろな視界を無理矢理こじ開けた。
世界は狭い、なのに自分は更にちっぽけだと気付いて。
闇雲にもがいた手足の無意味さと、誰にも届かない叫びを上げて
痛みを堪えた。

*病んでるな自分


◆◆◆

世界が消えた。
その一瞬、何も聞こえなくなって、何もなくなって。

「・・・・・・おい、ラチェット君。どうかしたかい?」
「ぇ_い、や。・・・・・・どうもしないさ」

世界が消えた。
その一瞬、僅かな愛を。

*ラチェホイ。大好きです。

◆◆◆

「はい、俺はアイアンハイドは凶暴巨大大熊だと思います」
「なっ#じゃあお前はへんちょこりんへなへな仔兎か?」
「んだとっ・・・!」
「おいらラチェットはコアラ見たいって思うんだ!!」
「ほう、じゃあバンブルビーは何かね?蜂・・・?」
「いや、バンブルビーは仔犬だ!!」
「そうか?」
「そう?」
「・・・・・・(私は何なんだ)」

*司令官は動物でいうと何?

◆◆◆

取り残された場所。唯何の気配も無く、意味の無い機会音がなりもう音声センサーに嫌というほど刻み込まれ麻痺してしまったかのように聞こえるサイレント音。
いつだろう、あの頃の盛んな音に恵まれていたのは。
薄暗く決して澄み切ってはいない空を見上げ、ザーザーと白黒の荒れた映像を出し続けるモニターに目を向けた。
思い出す。仲間の声、駆け抜けた戦場の音、そして我の主の、気高き雄叫び。
ときにそれは残酷なほど恐ろしく、身震いするほど美しい。
全て、夢のように。

*お留守番中レーザーウェーブ。いつもどこかで寂しいんです。


◆◆◆

さっきまで其処にいたのに、いつの間にかいないんだよ。だからおいら、時々怖くなるんだ
うん、そうなんだ・・・それで?
それでね、おいら探したんだよ。絶対まだ近くにいてくれてるって思ったから、けどね。
けど?
いなかったんだ、誰もいないの。皆どっかにいっちゃったんだ
皆、か
うん、みんな。でもいるんだ
誰がいるんだい?
うん、いるんだ
・・・・・・そっか

*わかんない、何だろう。


◆◆◆

温かな日差しは、段々と上に上がり少しだけ暑いと感じる。もうそろそろ地球でいう夏という季節なのだろうか?
そんな未だ春が残る今日この頃。
「なぁ、ホイルジャック。暑くないかい?」
「全然、我輩は気にしないでくれたまえ」
「しかしだねぇ。心配なのだよ?」
「ははははっ、有難う」
「もう・・・どういたしまして」

*よくわかんねぇ


◆◆◆

「バンブルビー」

『    』

「?どうしたんだよ、黙りこくって。おい、大丈夫か、バンブルビー」

『  』

『      』





『         』



「・・・・・・なんだよ、バンブルビー」


*名前を呼ばれるって凄く嬉しいなぁって思います。こう、存在というか頼りにされてるというか、ここにいていいんだって安心できる。
ジャズさんは(これジャズ氏だったんだ)は凄くビーのことよんでてビーちゃんなんか嬉しくなって泣きそうになっててそれで心配されて理由言ったらもっと優しく名前読んでくれるジャズ。(説明長っ!!)


◆◆◆

どうしてもかましてやりたかった。
いつも自分が上になれず、低俗扱いばかりうけているそんな立場がどうしても嫌だった。だから今日こそはと挑む挑戦。
「・・・・・・メガトロン様」
「ん、何だ」
甘い声で焦がれるように名を呼ぶ。どうだ、腰にクるだろ?と得意げに誘う視線をなげる。
「ねぇ_少しは遊びましょうや。俺と、貴方で」
唇をギリギリまで近づけ、触れるか触れないかの距離で囁けば、自分の吐息がはね甘く篭る。
「メガトロン様・・・」
「なぁ_スタースクリームよ」
「ぅ_」

低く、それにしても抑えの聞いた声。そして耳元にするりと入り浸食するような感覚に声が漏れた。負けるものかと平然を装い上目でなげかける。
「なんです、ボス?」
「誘うならもっと上手く誘うんだな」
「ぇ_うわっ!」

腰をつうっと撫でられ引き寄せられ、頬をれろりと舐められる。ぴちゃりとした音が聴覚を擽る。
「欲しいだろう?」
あぁ、又その声が。ゾクリとして病まない。




そして今日も、又負けてしまったと
その唇に誘われた。

*誰だってメガ様には敵わない。
◆◆◆

ひっそりと、息を潜めて見つめるその寝顔はやはり幼い。漏れる吐息も、縮こまる身体も。
全部 全部。
だから、このまま時間が止まればいいと思ったのに。
世界は進む
ずっとずっと 止まることなく

君が夢を見ているときも
世界は
ずっと。

*貴方のいない時間なんて消えてしまえばいいのに


◆◆◆

あとどれ程、貴方と居れるのだろう
守れる事ができるのだろう、側にいることができるのだろう。
薄暗闇に燈る橙の淡い灯。
そこにうつる甘い黄色が混ざりゆっくりと溶けていく。
それを、少しだけ抱きしめて
願いをこめて。

今を、愛おしいほど 抱きしめた

◆◆◆

息をして 泣いた
笑って  上を見上げた
それは  優しいほど愛おしくて
でも    消えて欲しいほど愛おしい


◆◆◆

「どこに行くんだよっ、バンブルビー!!!」

『    !!    』

振り切ろうとした手を離すものかと掴みかかり逃げようとする身体を逃がさないようにと押さえ込んだ。
壁に挟まるように、後ろにも逃げられない。
目の前には自分が押さえているのだから、狭い間で激しくもがく抵抗はすさまじい。

「落ち着け、大丈夫だからっ_」
『!  !! 』

それでも、激しい抵抗は終わらない。
どうしてこうなってしまったのかさえも、それは。

まるで怯えてるみたいに、激しくなる電子音。漏れる、かすれた音。雑音、声にもならないような。
だから獣のように、自分は食って掛かって。

そして



「ビー」





『・・・・・・』





ぷつりと、まるで切り替えたスイッチのように抵抗がなくなる。
そっと、もう一度。


「ビー もう いいんだ」





『・・・・・じゃ、ず』





「だいじょうぶ 怖くない 大丈夫だ」




『・・・・・・ぁ_』






まるで泣きそうに、もれる呼吸音といつものあの澄んだ声。
自分はあやめるように そっと身体を包みこんだ。



いつからだろう 変わってしまったのは。
それは、だれにとっても。








                                                                「何処にいっちゃうの?」




それは分からない






◆◆◆

あるひ、夢の中で貴方に出会いました。
その大きな掌で撫でられ、大きく温かな温度につつまれ
名前を呼ばれ

あるひ、夢はおわりました。
おしまい、ただそれだけ。
それだけでも

かなしくて
哀しくて

もう一度夢を見たいと
目を閉じました。


夢は
ループしたままです。
*無限ループ
◆◆◆

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