拍手第一弾 【TFで赤ずきんちゃんパロをやってみた】





あるところに、バンブルという可愛らしい子がおりました。
いつもは別に何もかぶってはいないのですが、今日はお母さんのラチェットに無理矢理赤い頭巾をかぶされていました。
してなくても可愛らしいのですが、かぶることにより更に可愛さが募ります。
しかしバンブルはそれが気に入らないのか口を尖らせます。

「おいらこんなの嫌だよラチェ・・・じゃなくてお母さん!」
「文句言わない、発声回路切られたいのかい? 笑」
その発言に危機を感じ、バンブルはしぶしぶ頭巾をかぶり赤頭巾ちゃんとなりました。
「それよりお願いがあるのだが、病気になっている指令官・・ではなくおばあさんのところにお見舞いに行って欲しい」
「え、指令官のところにいけるの!」
「こら、司令官ではなくて・・・あーもういい。兎に角これお見舞いの品だからちゃんと渡すんだぞ?寄り道なんてしないように」
「はーい!!」
こうして、赤頭巾ちゃん(バンブル)は元気よくお使いに出かけていきました。

こうして元気におばあさんの元へ駆けつけた赤ずきんちゃん。
持たされたバスケットの中には美味しそうなエネルゴンキューブが沢山入っていました。

ルンルンしながら森の中を歩いていると、綺麗なお花畑がありました。
「わぁ、凄く綺麗!これおばあさんに見せたら、喜ぶかなぁ」
いつだっておばあさん(指令官)の喜ぶ顔を考える赤ずきんちゃん。
凄く可愛いですね!!(何だよ
そこでお母さんには寄り道はいけないと言われていましたが、どうしてもおばあさんに喜んで欲しくてそこで花を摘むことにしました。

◆◆◆

するとそこで丁度通りかかったある人物がいました。マイスターという狼さんです。
ノリノリで歌を口ずさみながら見つけた小さな彼の姿。
Q『初めて彼を見つけたときどう思いましたか?』
A『いやーお花畑で戯れる彼の姿をみたらねぇ、HAHAHA♪』
※笑ってその後のどう想ったかをスルーされました。

その頃、頑張ってお花を摘む赤ずきんちゃん。ふと上に影が出来たのも気付いていない様子です。
「あーかーずーきーんちゃん」
「うわっ!!」
がばーっと勢いよく後ろから抱きつかれ、バランスをとれず転倒する赤ずきんちゃん。
急なことに吃驚しばたつく彼をぎゅうっと抱きしめるその正体は。

「ちょ、やめ・・・って副官!!」
「ブブー。副官ではなく狼さんです」
「そ、そう・・・。何でここに?」
「ん?ちょっとね。それより此処でなにしているの?」
「おばあさんにあげるお花をとってるところ」
くすり、と笑う赤ずきんちゃん。
どうしたのかと狼さんは首を傾げます。
「早く行って、喜んでもらうんだぁ・・・そしたらおいら、褒められるかなぁ」
子供ながらの可愛らしい淡い期待。しかし、狼さんはその発言に耳がぴくりと動きます。
「え、その・・・今からおばあさんのところに?」
「うん?」
ヤバイ。狼さんは考えます。
こんな可愛い子を、おばあさんという者のところに行かせたくはない。
どうすればいいものかと頭をひねりました。そして、結論。
「ねぇ、そのおばあさんの家は何処にあるの?」
「えーっとね、確かこの道を真っ直ぐ進んで次に右に曲がって、そしてまた真っ直ぐの所!」
「そうか、有難う。赤ずきんちゃん」
ちゅっ、と軽くキスをしてその場を離れていく狼さん。
バンブルは一体なんだったのかと頭に?を浮かべていましたがとりあえず、花摘みを再開し始めました。




その頃おばあさんの家。
確か病気で寝込んでいる、と聞いたのですが何だか違います。
やたらに鏡を見てチェックしたりベットの上を何度も綺麗にしたり、ブレスケアしたり(笑
Q『あのーどうしたんですか;』
A『むっ、今日はバンブルが態々此方に来ると聞いて4時間前から準備している』
うわっ、凄いですね。しかしおばあさん。4時間前にどうやって情報を仕入れたのでしょう。
 『軍事機密だ』
うわぁ、ワケワカランな発言まで帰ってきてしまいました。

するとピンポーンとありきたりなチャイムが鳴り、おばあさんついに来たか!!とガッツポーズをとり玄関にダッシュ。(モロ元気


「態々来てくれたんだなバンブっ、る・・・・・・」
元気よく扉を開けると、そこには爽やかに手をふる、狼マイスターの姿。
「やぁおばあさん殿。ご機嫌麗しゅう?」
「いや、もう今の時点で切ないさマイスター・・・・・・」
「まぁそういわずに」
がくりとうなだれるおばあさんの何とも寂しい姿を見て笑いを堪える狼さん。
「何しにみた、今日は大事な用があるのだが」
「あぁ、知っていますよ。しかし貴方もずるい」
「?」
どういうことだ、と身構えるおばあさん。
しかし軽く戦闘ポーズ(身構え)になっている時点でもう貴方は指令官の姿ですよ。

「今日赤ずきんちゃんが此処に来ると言っていてね。貴方が何をしでかすかも分からないし先に、とね」
くすりと、冷酷に笑う口元。
「ソレはお前にも言えることではないか」
抑えを聞かせた、冷静な口調。

さぁ、ついに戦いだ!!!




家の中だというのに、激しい銃声音と破壊音。

「っ・・・マイスター。私はまだまだだぞっ!!」
「此方こそ、負けは、しませんよっ!」

あー、まだやってました。もう赤ずきんちゃん来ない方がいいのでは?
と、そのときである!!

「おばあさーんvバンブル到着しましたー♪」
来てしまったー!!
「おおっ、よく来たなバンブルっ」
「あ、ちょ。やぁバンブル」
そしてさっきの戦闘は何処へやら、にこやかに迎える二人。
何があったか知らないので嬉しそうににこりと笑う姿にキュン状態。

「・・・・・・指令官。私が思うに」
「・・・・・・あぁ、私もだ」
意見があったな、とでもいうように以心伝心&頷く二人。



このまま皆でゴールインしよう!!!(最低だー!!

やばい、バンブル逃げて。
いや、もう赤ずきんちゃんとか関係なく。いや、ね?
もうおばあさんとか狼さんとかの前に色々危ないというかこれ以上先は拍手でのせられないというか・・(おい

しかしそのときである!!



バターン!!

「くぉーらー!!コンボォイ!今日こそ決着をつけようぞ!!」

ワオ!!戸がぶっ倒れると同時に勇ましく登場した狩人メガトロン様乱入だ!

「め、メガトロン!」
「はーい指令官お疲れでした。ここからは私が・・・」
「そこの狼!お前もきっちり、わしがこの手で毛を剥いでやるわっ!!」
「え、それは困った;;」

あれ、なんか色々逆転してきましたね。
とりあえず赤ずきんちゃん助かったようです。いやー良かった!

 

暫くし、狩人は仕事が終わり(ここは多分長くなりそうなので省略です)赤ずきんちゃんを家まで送っていきました。
しかし赤ずきんちゃんは何があったかよく分からず、お見舞いにいっていないのではと心配になりました。
「あの・・・狩人さん?」
精一杯上を見上げ、視線を合わせると赤い瞳が赤ずきんちゃんをうつします。
「何だ」
「え、っとその・・・おいら。今日はなんだったのでしょう」
首をかしげ、ポツリと一言。
すると体がふわりと浮いたと想ったら、狩人の腕の中にいました。
「お前が今日なんだったかは知らんが、とりあえず大変だったに違いない」
「う・・・はい」


変えるとお母さんが待っていました。
とりあえず、もうなんだったのかおいらも分かりません。

 


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