ソレは楽しい 楽しい
お散歩日和
今日は何だか平和な予感がしたので、おいらは基地内をぶらぶらと探索していました、と行っても唯の散歩になります。
まず一番最初にスパイクとパパさんに会いました。相変わらず仲がいい親子で羨ましくなっちゃいます。
「ねぇバンブル、あそこのゲームセンターに新しいのが入ったんだってさ。君お気に入りのアレが」
「えーおいら行きたいなぁ」
「なぁバンブル、今度わしと一緒にドライブに行かないかね?スパイクもだぞ?」
「いいね父さん、どう?バンブル」
「うん、皆も誘って行こうね!おいら楽しみだなぁ」
そんな訳で、皆でドライブに行く予定が出来ました。それにゲームセンターに行く約束も。
けれど皆に内緒にしないと怒られちゃうのでスパイクと2人で行って来ます。
先を進んでいるとハウンドとリジェ、そしてクリフとばったり会いました。
「やぁバンブル、調子はどうだい?」
「ちゃんとエネルギー補給しないとクリフみたいにへばっちゃうぜ」
「それはお前もだろうリジェ、てか俺はへばった事はないぞ!なぁハウンド?」
思わずおいらとハウンドはそのやり取りを見て笑ってしまいました。
その後クリフに散々愚痴を言われたリジェが又からかい出して喧嘩ムードになってたのを、ハウンドが入って解決しました。思わず一安心です。
そしてラボの前を通るとホイルジャックとラチェット、それにグラップルとホイストがいました。
話によれば今後の『何か』について話しているそうです。
「なぁバンブル君、我輩の意見を聞いてくれんかい?どうもラチェット君が・・・」
「何だいホイルジャック、私の意見がどうかしたか」
「まぁまぁ、落ち着いて」
「けれどそれには人手がいるぞ、なぁホイスト」
「まぁいいんじゃないか?なぁバンブル」
「・・・・・・おいら分かんないよ」
結局わいわいと難しい話が続いたのでこっそりと出てきちゃいました。
倉庫近くでであったのはダイノボットの皆でした。
改めてみるとおいらよりもずーっと大きくて吃驚です。
「オレ、グリムロック!お前、何してる!俺、聞きたい!」
「えーっと、おいらはね」
「おれ、オレ!スワァァプ
。お前と遊びたい!」
「え、おいらと?」
「オレ〜スラ〜〜ジ。暇」
「じゃあ少しだけなら・・・」
「オレグリムロック!!やっぱり話聞くより、オレも遊びたい!!」
何だか皆が遊びたいというので、基地内で遊びました。
踏まれないようにとか飛ばされないように気をつけて遊んでいたので大変だったけれどダイノボットの皆が楽しそうで良かったです。
サブルームに向かうとプロールにストリーク、ランボルとサンストリーカーがいました。
「よぉバンブル」
「どうもフェアレディのお二人さんとカウンタックのご兄弟さん」
「バンブル、俺の塗装いいだろう?お前もこの鮮やかな黄色に・・・」
「別にサンストリーカーと同じでなくてもいいだろう」
その後ブーブーいうサンストリーカーを抑えるランボルの素早い対処に流石だなぁと感心しました。
「バンブル、今度一緒に射撃練習をしないか?前教えてほしいと一言っただろう?」
「いいのストリーク?」
「そしたら自分も手伝ったあげるさ。勿論ソコの兄弟も特訓だぞ」
「いや」
「結構」
・・・何だか後半はごちゃごちゃしていてどうなったか分からないけれど皆で射撃練習する予定もできました。
おいら来週は大忙しかもしれません。
研究室に行くとスカイファイヤーとパーセプターが研究をしていました。
「ねぇねぇ、何をやってるの?」
「これかい?まだ試作品だが先ほどホイルジャック達が来て頼まれた実験をしているんだよ」
ソレを聞いてホイルジャック達が話してのがこれなのかって納得しました。結果的にはまとまったらしいです。
「ねぇスカイファイアーもお手伝い?」
「そうさ、久し振りの研究も楽しいものだよ」
そう言われて、おいらスカイファイアーに頭を撫でてもらっちゃいました。
パーセプターがソレを見て笑ってるのを見て何だか恥ずかしかったです。
けれど何だか嬉しいなぁって思います。
外に出てみるとパワーグライドとアダムスとシースプレーを発見しました。
あちらもおいらを見つけたのか下に下りてきました。
「ぶーんとかっこよく参上パワーグライド様!!どうどう?素敵だろう?」
「もう宣伝はいいから」
「バンブルー。宇宙の旅はいかがかなー?」
「いや、おいらは」
「宇宙の旅より眩しい海の散歩の方がいいよな?水上スキーをもう一度」
「もうあれはこりごりだってば」
「もう皆駄目だネェ、やっぱり最高なのは青空の下を素敵に舞う事!今なら体験無料!」
「だから乗らな」
「さぁ行こう行こーう♪」
「止めてー!!」
その後、散々宇宙・海・空中の旅というものを強制的にやらされました。
もう絶対に乗りたくないです。
ふらふらしながら廊下を歩いているとスモークスクリーンとトラックスに出くわしました。
「どうしたそんなふらふらして。調子でも悪いのか?」
「ううん、大丈夫。ちょっと色々あっただけ」
するととラックスが名案だというようにポンと手を叩きました。
あまりにお馴染み過ぎてどうコメントしていいのか分かりませんでした。
「それなら元気になるように空でも飛んでやろうか?」
「ぜーったい遠慮する!!」
先ほどの理由を知らないまま言っちゃったのでトラックスが落ち込んでしまいました。
結局彼の機嫌を直すために身体を張って空を飛びました。多分、おいら後悔しまくりです。
基地内の戻ってくるとアイアンハイドとワーパスにばったりと会いました。
二人共赤くて目がちかちかしちゃったのは秘密です。
「二人共どうも」
「よぉ」
「何だバンブル。疲れた顔してるけど大丈夫なのか?」
「うん、大丈夫。・・・・・・多分ね」
「しっかりしないとデストロンが来たときに大変だぞ。今からワーパスと訓練するのだがバンブルも来るか」
「いえ、おいらは」
「じゃあ見学でもどうだ。ワーパス自慢の砲撃を」
「いやワーパス。砲撃を俺にしたら本気でラチェットの治療が必要になるから止めてくれ」
「いいんじゃない?アイアンハイド」
「バンブルまでかっ!?」
その後本当に砲撃やってソレをくらったアイアンハイドにラチェットの地獄治療が始まったのを温かく見守るワーパスのあの笑顔、忘れません。
テレトランワンのある場所に行くとノリノリなブロードキャストと副官が居ました。
「イエーイ♪今日も俺ッチごっきげーん!おぅバンブルもご一緒にー!」
「そのサウンドもイかすけれど次いってみようか」
「OK副官★」
「凄く盛り上がってるけれど・・・おいら音声センサーが痛いのは気のせいかな」
どうりで此処周辺に皆いないのかが分かりました。
けれどおいらもその後混ざって3人でガンガン騒いじゃいました。
そしたら2人に才能があるとか言われちゃって今度からはっちゃけてもそれはおいらのせいじゃありません。
なにがなんでも、2人のせいです。
そして基地の近くにある岩陰に歩いていくと、コンボイ指令がいました。
「司令官!」
「おぉ、バンブルか」
「ここで何しているんですか?」
「ム・…少し考え事をしていてな」
夕焼けの赤い空。
そんな空がふと綺麗だと感じた瞬間に指令と目が合って何だか恥ずかしかったんです。
「今日は何をしていたんだ?」
「あ、今日は何だか_」
この後星空が一面に広がるまでコンボイ指令に一日を話していた。
そんな今日は確かな平和日和。
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